鍵屋でも開けるのは至難の業である「大昔の金庫」

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時代の流れとともに失われてしまう技術というものがあったり、年数の経過とともに何かができなくなってしまったりすることがあります。よく戦艦大和は現代の技術では作ることができないなどの話を聞いたこともあると思いますが、これと同じように昔の技術で作られたものは現代の技術で対応することが意外と難しいケースが多いのです。そしてそんなケースの一つであるのが、「大昔の金庫」を解錠することが含まれます。というのも、大昔の金庫を開けるのは鍵屋でも至難の業であるとされていることから、それが相当大変な作業であることを物語っているでしょう。

なぜ大昔の金庫を開けるのは難しいのかというと、やはり鍵が現代の技術とは違った規格で作られていることが理由として挙げられます。現代の技術であれば比較的鍵の構造はよく似て作られていることから、ある程度の知識と技術を持ち合わせているような鍵屋であれば簡単に開けることができます。しかし、大昔の金庫の場合は規格がまったく違うということもあり、どのような基準で解錠をすればいいのかという指標がないので、かなり解錠をするのは困難な状態になってしまうのです。

このようなことから、何年間も開かないままの開かずの金庫が全国各地に存在しているのも事実です。

では、この大昔の金庫は絶対に解錠することはできないのかというとそうではありません。というのも、鍵は解錠できなかったとしても金庫そのものを壊してしまえば内容物を取り出すことは可能なので、絶対的に解錠は無理とは言いません。しかし、正当な方法で鍵のみを解錠するとなればもしかすると現代の鍵屋では解錠するのが完全に無理な金庫も存在するのは間違いないと断言できます。

金庫は大昔になればなるほど金庫を開けるのは難しい、そう考えてもいいかもしれません。大昔の金庫の中には鍵の構造が簡易な作りで開けやすいものもありますが、基本的には開けずらいものだと思います。